大東流合気柔術六方会の岡本正剛さん。映画「AIKI」の武術指導もされてて、エンディングでは演武をご披露されてて。合気のすごさがとても魅力的な映画で、ビールをのみながらの技トークに盛り上がるシーンがあったり、暴漢と戦うシーンがあったり、岡本さんの合気柔術を映画化されててかっこいい。日野晃さんが道場取材で対談されてて、岡本さんご本人さまの「合気」の説明が奥深いです。
岡本師「合気道、相手がこちらに触る瞬間に少し動いているのですね」
著者「タイミングをずらす、ということでしょうか」
岡本師「単純にずらすのではなく、一度下がり相手が掴もうと思った場所よりも、前に掴ませるのです」
(中略)
岡本師「人は、押すと押し返すという条件反射があります。それを巧みに利用しているのが『合気』でしょうね」
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相手はバランスを崩してる状態、相手はちょっと手をのばして掴んでるので、ちょっとだけ不安定になってるみたいです。安定してる相手のバランスを崩そうと思ったら、とても力が必要で。ちょっと姿勢が変われば、重心位置や足の踏みが変わって、不安定になってて。相手のバランスを崩させて、相手を不安定にさせるための「合わせ」についてのお話が興味深いです。
どっしりと安定した木箱のような状態、日常身近なもので冷蔵庫をイメージしてみるとわかりやすいのかも。冷蔵庫をちょっと傾けて、四つ角のひとつに重みがのるようにしたら、冷蔵庫をゆらゆら動かしやすくなって、自重で倒れそうになってて、そうした不安定な状態にするのが「合わせ」なのかも。
自分の腕力で冷蔵庫を持ち上げる必要はなくて、傾けるだけでいい。筋肉をたくさん鍛えて、筋力で相手を持ち上げなくても、バランス崩すように、手を掴ませればいい。相手の姿勢を変化させるのに力を使わないの、とても勉強になりました。