伸縮の隙間を狙う

投げ技や関節技、武術の技が効くか効かないかの違い、見た目の動作は同じでも効果がぜんぜんちがうの、タイミングの見切りが大切なのですね。どのようなタイミングなのか、それは「筋肉の伸縮」で、屈筋から伸筋へ、伸筋から屈筋へ、切り替わる瞬間というの興味深いです。

人間の関節は、拮抗筋のスイッチングによって往復動作する。この”切換え”の瞬間、つまり曲がりきった所と伸ばしきった所で一時的にロックされたような状態になる。この部分的ロック現象、すなわち”居着き”は全身に伝播するため、瞬間的に身動きがきかなくなってしまうのだ。

琉球秘伝古武術 手(ティ)を使う!

パンチで腕が伸びきった瞬間、引っ張りで腕が縮みきった瞬間、伸びたら縮み、縮んだら伸びる、その瞬間に動きが止まるの、体が固まった状態を狙うから技が有効になるの、勉強になりました。以前、踏ん張りで置物状態になるといった話を読んだことがあって、居着く動きのデメリットが印象的でした。伸縮の隙間を狙う、けれど、自分は伸縮の隙間を作らない、武術の戦い方ってすごいです。

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