澤井健一さんの「太気拳(たいきけん)」で行われる拳法の練習で、立った姿勢の「立禅(りつぜん)」が興味深いです。武術の稽古というと、激しく動く動的なイメージが強かったのですが、立ったまま動かない静的なトレーニングが印象的ですね。
太気拳で行う立禅の姿勢は、単なる「立った姿勢」ではなく、その立ち方そのものが内臓諸器官や足・腰を鍛錬する具体的な方法であること、それ故に立禅を長く組む事が、足・腰をより強靭にすることにつながる。
実戦中国挙法太気拳 新装版
防御も攻撃も、この姿勢で養われた力が用いられてて、威力は足腰から。立禅は、長年の鍛錬によって大木の幹を太くしていくような感じでしょうか。そういえば、ヨガの姿勢は「木になること」といったお話を聞いたことがあって、土中に根を張るように、大地に立つ感覚が大切らしい。太気拳さんの立禅、押されてもびくともしない木のように、樹木の年輪が増えていくように、体の芯から発揮される力が増していくのかも。
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