以前、武道の先生から教わった「丹田(たんでん)」の意識。感覚的に腹部の中心にあるのが「丹田」で、具体的に何かがそこに存在しているわけではなく、意識をすることで感じられるものだそうですね。 例えるなら、ゴムボールの中心のようなもので、 目には見えないけれど、バランスの中心は存在しているといった感じといったお話でした
丹田が大切というのは、武道だけでなく、「道」と名が付く習い事全般に言えることのようですね。それは「姿勢」を維持するために必要なものが「丹田」であるということ。
動作のコツは、常に体の中心が丹田にあることです。そうすると体が軽くなります。丹田は死人にはないそうです。だから死ぬと体が重くなるのです。
すべて、名人といわれる人は、丹田に意識を集中することを、体で知っています。茶道、華道、日舞、能、武道、歌、みんな腰が決まっていて、へっぴり腰の名人はいませんね。
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「死体には丹田がない」というくだりがとても興味深い。そして、丹田の意識で「体が軽くなる」というところがポイントでしょうか。ベロベロに泥酔した状態の酔っ払いが重いというのも、体の力が抜けて丹田がない状態に近いのかもしれない。